ジュニア

8人制サッカーについて考える…

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私が少年サッカーの公式戦を始めてみた時、まず驚いたのは「あれっ11人じゃないんだ?」でした。

今でも経緯を知らない人から見れば疑問に感じる人も少なくないと思います。

私的には、11人制との並行プレーや6年生後半からは11人制が良いと感じますが…

ではなぜ8人制なのでしょうか。

 

8人制の趣旨

JFAの8人制趣旨開催ハンドブックには以下のように示されています。

これは2005年に掲げられ、実際に2011年から全少は8人制となっています。

 

ボールタッチ回数が多い
→技術力の向上

プレー回数が増える
→判断の回数が増える

11人制よりも観るものが減る
→判断が明確になる

どのポジションでも攻守に関わり続けられる
→サッカーの全体像を理解、関わることの習慣づけ

ゴール前の攻防が増える
→日本の課題である得点力向上・守備力向上

 

また、運営面でも11人制のフルピッチなら2面を確保して試合数を増やせたり、フルピッチが取れない会場でも試合が行えたりというメリットを示しています。



根強く残る11人制推奨の声

細かくいえば、8人制を行いつつ11人制の大会も残して並行でプレーしていくことです。私も同意見かな。

JFAが示す趣旨も間違いなくメリットがあって、育成には適していると思うのですが取り方によってはデメリットにもなりうると思います。

まさに賛否両論ですね。

 

8人制ではスペースがあるので、スペースの使い方によっても善し悪しがありますね。

丁寧につなげてチャンスを作るよりは、蹴って走力のある選手に頼ったり。

ピッチも狭いのでゴールキックからワンチャンス生まれたり。

これは基本技術を習得する(技術力向上)こととはかけ離れています。

 

そして、更に悪循環は8人制特有の戦い方で勝負に徹してしまうことだと思います。勝つためだけの戦い方が出来て、それを行えばJFAの趣旨から大きく外れてしまいます。

8人制では一人のスーパープレーヤーに頼ることで勝利できるチームが多くあるのも事実。

 

それに比べて、11人制はスペースもありません。基本的な止める、蹴るの技術を使って丁寧につなげてくことが多く求められます。

また、8人制では出場機会がなかった子にもプレーさせてあげることが出来るという点もあります。

スタッフの数も充実していて8人制で数チーム作って何試合も戦えるチームばかりではありませんしね。

そして、何よりも次のカテゴリー(中学生年代)への準備です。

8人制特有のサッカーから本来の11人制サッカーへの移行期を作ってあげるべきだと思います。

8人制の良い部分を残しつつ11人制にも触れさせてあげるのがベストかと。

 

地域やカテゴリーによる様々な取組

8人制、11人制については地域やカテゴリーで様々な取組があるようです。

神奈川県では主催のジュニア大会(トレセン除く)から11人制が消えました。

唯一、1月から行われる県大会が11人制だったのですが今年から低学年(U-10)、高学年(U-12)ともに8人制となってしまいました。

せいぜい高学年だけでも11人制で行ってほしかったかな…。運営面(グランド確保等)での問題が多かったのかもしれません。

 

また、あえて11人制で行っている大会もあります。全国的に有名なところでは夏に行われるジュニアサッカーワールドチャレンジ等です。

 

さらに、面白いのはJ下部組織。

関東のJ下部組織で行われているプライベートリーグは、U-11が9人制、U-12は11人制で行われています。

長い目で見た育成プランが統一されています。J下部では8人制でも丁寧にピッチ全体を使ってつなげてくるチームが多いのも納得です。

ほかの地域でもこのような様々な工夫をして8人制と11人制をうまく使いこなしているのではないでしょうか。

 

どちらが良いという答えは出ませんが、同じJFAのハンドブックには2015年日本代表は世界のトップ10チームになると示されています(笑)

 

頑張ろう!Futuro futbolista!!

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