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「Jリーグ<海外で活躍したい」の現状
子供たちに聞いてみた。将来はプロサッカー選手になりたい?
「当たり前じゃん。将来は海外で活躍してバルサに入る!」
普通に帰ってくる答えです。
ではJリーグで活躍したい人は?
正直、10人いたら3,4人でしょうか。
寂しい…
Jリーグ発足、そしてカズ、ラモス世代で育ってきた私にとっては実に寂しい…
なんでこんな風になってしまったのか。
もちろん海外で活躍する選手が増えてメディアでの露出も多いですからそこは納得できますが、それだけでしょうか。
Jリーグの契約事情について
実はJリーグ、もらえる給料に上限があります。
えっ、まじ?
まじっす!
そこで出てくるのがJリーグならではのローカルルール。A、B、Cに分かれた契約形態です。こんな感じです。
年俸の上限はないけどチームで人数制限があるA契約
A契約は1チーム25人までと決められており、J1では15人以上、J2では5人以上という制約があります。ただし、新人選手がA契約を結ぶ際の報酬総額は初年度700万円以下と決まっています。
人数制限はないけど年俸の上限があるB契約
B契約は一定の出場時間をクリアしたA契約を結べなかった選手で、年俸の上限が480万円以下と決まっています。
ん~、訳わからん…
ほとんどの新卒選手が結ぶC契約
B契約同様、年俸の上限が480万円です。上限ですから実際には200万円の選手もいるとか。
では、どうしたらA契約を結べるのか?
公式戦において出場時間がJ1であれば450分(5試合フル出場相当)、J2が900分(10試合フル出場相当)を満たせばA契約を交わす権利獲得です。
なお、C契約は在籍4年目以降の選手と交わすことができません。高卒、大卒とも在籍3年間で戦力外通告を受ける選手も多いようです。
ん~、ますます訳わからん…
ようは、プロ野球の大谷翔平のような鳴り物入りで契約金1億円、年俸1,500万円で入団なんてことはあり得ないということです。
夢がないなぁ…
そう思いませんか?
海外チームも若い日本人をターゲットに!
子供たちがそんな事情を分かって海外に行きたいと言っているとは思いませんが、日本のトップレベル、しかも若い選手の海外志向が強くなっているのは事実です。
で、必然と注目されるのは海外でプレーしている選手。
そして、海外の有力チームも若い日本人選手獲得に力を注いでいます。
大卒、高卒の将来性ある選手獲得に数千万ほど積まれたらJリーグチームはかないません。選手も自分の可能性を海外にかけたくもなるでしょう。
有名どころでは宮市亮選手、指宿洋史選手が海外でプロ生活をスタートさせました。宮市選手は高卒でアーセナルから年俸3,000万円と言われていました。
子供たちに夢を与えるようなJリーグに!
Jリーグの盛り上がり、そして子供たちがJリーガーになりたいと思うような発展、改革を期待したいものです。Jリーグも世界基準のリーグを目指してほしい。チーム運営の事情もわかるけど早くローカルルールを撤廃してほしいな。あとは日本代表も強くないとダメですね。それもJリーガーが多く選ばれるような日本代表でね。
頑張れJリーグ!!